年越しかにすきの想い出

年越しかにすきの想い出

北海道に住んでいる叔父から毎年、年末になるとタラバガニが2杯送られてきます。
こちらは富山県在住なのですが、
カニと比べるとずいぶん見劣りがするような気がしつつも鱒の寿しと蒲鉾をお返しに送ります。
頂いたカニは冷凍しておいて、大晦日にかにすきにして食べるのが我が家の年越し風景です。
大晦日の晩、冷凍庫から出したタラバガニを一杯ずつ大鍋で蒸します。
一杯はそのまま食べるのですが、もう一杯は鍋用にキッチンばさみで身をむいておきます。
卓上ガスコンロに土鍋をセットし、水・昆布・顆粒の鰹だし・醤油・酒で適当に鍋スープを作り、
沸騰したらまずタラバガニ・魚のすり身団子を入れ、
その上に白菜・人参・椎茸・しらたきを入れ一煮立ちさせたら我が家流のかにすきが完成です。
締めはうどんで、これを年越しそば代わりに食べて正月を迎えるのが我が家の長年の習慣なのです。
世間ではありふれた話なのかも知れませんが、結婚の話で姉と両親がもめて、
姉とは2年ほど絶縁状態になった時期がありました。
その間も変わることなく、一人分の量が増えたかにすきを食べて新年を迎えていました。
今から3年ほど前のことですが、体調を崩し入院しなければならなくなった姉が、
子供を預けに実家を頼ってきました。
この一件のおかげでいつの間にか和解が成立し、大人二人子供一人が増え、
さらにかにすきの土鍋も一つ追加されて年越しかにすき鍋が行われるようになりました。
鍋奉行は父、下準備は母と姉夫婦、私は姪が火傷をしないようにしっかりと抱っこしておく係という役割分担で、
一人分の量が増えたかにすきを味気なく食べていた頃とは打って変わって賑やかに騒々しく、
かにすきで年を越しているのです。

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